泡盛(あわもり)とは、米を原料として、黒麹菌によって発酵させた蒸留酒で、沖縄の特産品である。原料の米は、日本酒と異なりインディカ米が使用される。3年以上貯蔵したものは古酒(クース)と呼ばれる。
多くの銘柄があり、地方にも各地に固有の銘柄ががんばっている。たいていは地域にちなんだものや、縁起の良さそうな名を持っているが、単に泡盛という名を持つものもいくつかある。県内一般に流通しているものの度数は、30%であるが、本土への移出を考慮して二五度にしたものも増えつつある。古酒ともなれば、より度数の高いものも多数ある。特に与那国町には六〇度のものが二銘柄あり、最も度数が高い。皿に広げると揮発し、容易に火がつく。
一般には新酒が流通する量が多く、多くの蒸留酒で寝かせてから販売されるのが普通であることと比較すると、やや特殊な例に当たる。昭和末までは、ほとんど二合瓶、三合瓶、一升瓶で出回り、特に手頃感のある三合瓶に人気があった。二合瓶、三合瓶とも、一升瓶をやや寸詰まりにした形である。瓶も蓋も全銘柄共通で使われた。一升瓶と同じ柄のラベルが貼られていた。現在では、様々な形の瓶も見られる。
寝かせればこくも出てうまくなるので、古酒(クース)として珍重される。床下に酒瓶を置き、飲んだ分だけ新しい酒を追加して、寝かしておくという。
中心都市である那覇市の酒造所がよく流通しているが、各地や離島の銘柄にも人気の高いものがいくつかある。
特に宮古島市の酒は人気が高いものが多い。ちなみに宮古島の人も酒に強いとされており、オトーリという酒の飲み方は有名。
なお、酒税法上では乙類焼酎に分類される。政令ならびに財務省令によると、乙類焼酎のうち、 「米こうじ(黒こうじ菌を用いたものに限る。)及び水を原料として発酵させたアルコール含有物を単式蒸留機により蒸留したもの(水以外の物品を加えたものを除く。)」については、酒類の種類(品目)の表示を「泡盛」とすることができるものとされている。なお、酒税法で乙類焼酎のアルコール度数は45%以下と定められているため、与那国島に特例で製
造が認められているアルコール度数60%の銘柄は酒税法上「スピリッツ類 原料用アルコール」とされている。
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