Nextcloudのインストール完了、おめでとうございます!安心してデータを保管するために、最初にやっておくべきセキュリティ設定を時系列で解説します。
ロリポップ!ハイスピードプランの特性に合わせ、初心者の方でも管理画面とFTPの操作だけで迷わず進められるステップです。
1. 設置ファイルの片付け(最優先・今すぐ実行)
インストールに使った不要なファイルを放置すると、第三者に悪用されるリスクがあります。
- FTPで「setup-nextcloud.php」を削除する
- 「ロリポップ!FTP」またはFTPソフトで、Nextcloudをインストールしたフォルダを開きます。
- 先ほどアップロードした
setup-nextcloud.phpというファイルを完全に削除します。
2. 独自ドメインの常時SSL化(暗号化通信)
通信を暗号化し、ログインパスワードやファイルが盗聴されるのを防ぎます。ロリポップのハイスピードプランなら無料で設定できます。
- ロリポップ管理画面での操作
- ロリポップの「ユーザー専用ページ」にログインします。
- 左メニュー 「セキュリティ」 > 「独自SSL証明書導入」 を開きます。
- 該当するドメインの「無料独自SSLを設定する」にチェックを入れ、設定を有効にします(「SSLで保護されています」になればOKです)。
- Nextcloudへのアクセス
- 今後は必ず
http://ではなくhttps://で始まるURLでNextcloudにアクセスするようにしてください。
- 今後は必ず
3. ロリポップ特有のサーバーエラーの解消(前述の対策)
Nextcloudの「管理設定」 > 「概要」を見た際によく表示される、セキュリティ警告を消していきます。
- 「config.php」の編集
- ロリポップ!FTPで、Nextcloudフォルダ内の
config/config.phpを開きます。 - 配列(
$CONFIG = array (の中 )の末尾に、以下のコードを貼り付けて保存します。PHP'trusted_proxies' => array('127.0.0.1', '::1'), 'forwarded_for_headers' => array('HTTP_X_FORWARDED_FOR'),
- ロリポップ!FTPで、Nextcloudフォルダ内の
- PHPのメモリ制限解除
- ロリポップの「ユーザー専用ページ」 > 「サーバーの管理・設定」 > 「PHP設定」 を開きます。
- 使用しているドメインの「設定」ボタンを押し、
memory_limitを512M(またはそれ以上)に変更して保存します。
4. 管理者アカウントの2要素認証(2FA)の設定
万が一パスワードが漏洩しても、スマホの認証アプリがないとログインできないようにする最強の防御策です。
- Nextcloud内での操作
- 右上の自分のアイコン > 「アプリ」 をクリックします。
- 左メニューの「セキュリティ」カテゴリから 「Two-Factor TOTP Provider」 というアプリを探し、「ダウンロードして有効にする」をクリックします。
- 個人設定での有効化
- 右上のアイコン > 「個人設定」 > 「セキュリティ」 を開きます。
- 「2要素認証」の項目にQRコードが表示されます。
- スマホにインストールした認証アプリ(「Google認証システム(Google Authenticator)」など)でこのQRコードを読み取ります。
- アプリに表示される6桁の数字をNextcloud側に入力し、「有効にする」をクリックします。
- 重要: 画面に表示される「バックアップコード」を必ずメモするか印刷して安全な場所に保管してください(スマホ紛失時の命綱になります)。
5. 「データフォルダ」へのアクセス制限確認
ファイルそのものが保存されるフォルダ(data フォルダ)に、外部から直接アクセスできないようになっているか確認します。
- 確認方法
- Nextcloudの右上アイコン > 「管理設定」 > 「概要」 を開きます。
- 画面に「データディレクトリがWebからアクセス可能です」といった赤い警告が出ていなければ安全です(ロリポップ環境では通常、自動生成される
.htaccessファイルによって守られているため、警告がなければそのままで大丈夫です)。
以上のステップをすべて完了すれば、個人利用・ビジネス利用問わず、十分に安全なプライベートクラウド環境が整います!

